日常生活で使われている心理学
心理学は大学で研究されるような学問であると同時に、あなたの日常に密接な関りを持っています。人の心の仕組みを知ることができれば、あなたの日常生活に役立てることができます。
もし、あなた自身の心を上手にコントロールできて、あらゆる出来事に対処することができて、さらに相手の心にうまくアプローチをすることができれば、どうでしょうか?とても楽になると思いませんか?
心理学を上手に活かすことができれば、ストレスフルな現代社会で楽に生きていくことが可能になります。心理学は、仕事や恋愛、人間関係に大きく役立つ学問です。
実際、心理学は企業のマーケティングやデザイン、職場や病院でのカウンセリングなど、日常生活のいろいろな分野で役立てられているのです。
日常生活で活用されている心理学
心理学によって導き出された理論や法則は、あなたの日常生活のいろいろな分野で活用されているんですよ!
チラシなどのデザインで使われている心理学
チラシやPOP、WEBページなどのデザインで使われている視線誘導の法則です。
- Zの法則
- 近接の法則
- Fの法則
コンビニやスーパーの商品陳列に使われている心理学
レジ前に商品を置いたりするのも心理学を活用しています。満たされた買い物かごを基準に商品の価値をはかるので、ついでに買ってしまいやすくしています。
- 参照点依存性
テレビやネットの広告で使われている心理学
好感度の高い芸能人をイメージキャラクターにしています。芸能人の好感度が商品の好感度も引き上げてくれるのです。
- ハロー効果
会議の進行で使われている心理学
何度も主張されると、前向きに検討したくなる心理です。少数派でも主張し続けると、多数派に影響を与えます。
- マイノリティ・インフルエンス
飛び込み営業で使われている心理学
2度目のお願いをつい聞いてしまう心理。最初に受け入れにくいお願いをされて断ると、次の受け入れやすいお願いをついOKしてしまいます。
- ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック
心理カウンセリング
心理学と聞くと、心理カウンセリングをイメージする人も多いです。主に社会に活用されて役立っているのは、心理カウンセリングだろ?と認識されていたりもします。
こうした通俗的な心理学に対する理解をポピュラー心理学と呼ぶことがあります。心理テストやサイコセラピーなども該当します。臨床領域が中心となった心理学で、通俗心理学とも呼ばれています。
たしかに臨床心理学において、さまざまな問題を明らかにする重要な方法の一つですが、これだけが心理学の代表的な実用例ではありません。